ジェラール・ジェベール (Gerard GEBEL)

 

1937年フランスのミュールーズに生まれる。

現代フランス自然主義作家の第一人者。ジェラール・ジェベールの画業を表現するのに相応しい言葉は、感動と敏感さであろう。繊細な色調で、彼は私達を彼の清澄で瞑想的な、彼が愛してやまない自然の世界へ誘う。彼にとって、描く事は理解しあい、分け合い、与える行為である。

彼の心に共鳴する風景を求めて、彼は田舎を歩く。微妙な光の中で風景を捉えそれをデッッする。移ろい易いその風景のその時の姿を捉え、彼のアトリエの静寂の中でキャンヴァスに再現する。もちろん彼は生まれ故郷のアルザスが大好きだが、その風景の中にだけ閉じこもっている訳でもない。その他の地域も旅を同じような喜びを持ってその地の風景を描く。

マチエールと画布の質感で自然な感動を伝える。ジェラール・ジェベールは彼の収集家が望むほど多くの展示会を開催しない。じっくり時間を掛けて自分のリズムで描く。その感性度の高い作品は、気難しい愛好家をも納得させる。

 

2015年11月 フランス共和国大統領より

国家功労章が授与され騎士となる。

 

受賞

芸術・科学・文化勲章受賞

フランス功労賞受賞(絵画部門)

同年の音楽部門受賞者はシャルル・アズナブール

テイラー賞受賞

ヨーロッピアン芸術アカデミー賞受賞

その他多くの栄えある賞を受賞

 

出展サロン

フランス人画家サロン

サロン・デ・インデパンダン展 等多数出展

 

放送

 

テレビ FR3 アルザス TELE DOLLER

ラジオ ラジオフォーラム ラジオフランス ラジオディレックランド

ラジオフランシュコンテ

 

 

Univers des arts誌2004年4月号

 

ジェラール・ジェベール

<サン・マクシム sainte-maxime城美術館展示会>

 

 

 

 

 才能に溢れた画家ジェラール・ジェベールはバルビゾン派の系譜に位置する。ジェベールはその美しい感性で、彼が愛して止まない風景をロマンチックに画く。熟練したテクニックで、モチーフを前に、感じる世界を自分の世界に取り込み表現する。ジェベールはある意味で作品そのままの人間だ。つまり、シンプルで時に衝撃的だ。確かにいえる事は、ジェベールの作品は深みがあり、其処に作品の面白さと美学があり、かなりうるさいコレクターも満足させる。

 

 ジェベールは全ての自然と自然が彼に垣間見せる全ての表情を愛する。例えば、大きな木が構成要素として選ばれ、音楽のように響きあいながら画面を構成する。私たちは整然と構成された彼の絵画の中を散歩するのだ。原野の風景だけではなく、海景、ブーケと静物画に於いても、光と色彩の魔術を見るようだ。ジェベールの絵画は、デリケートな感性だけではなく、正確で強固な見事な建築物の様なデッサン力に支えられている。サン・マクシム城美術館の学芸員館長の招きで、ジェベールはこの高名な美術館で展示会を開催する。来場者は中世の歴史的遺産である美しい城と響きあうジェベールの作品を見ることが出来る。過去の巨匠の伝統的な絵画に現代的な要素を付け加えた、真の芸術家の作品に出会う機会だ。これは、見逃せない展示会だ。

 

ジェラール・ジェベール  univers des arts 誌 2000年夏号

 

<沈黙の感動>

 

 

 

曇り空の下の、優しい色彩の風景。ジェベールは正確で繊細な感性で自然を観察し、  感じることの出来る人にだけ自然が見せる微妙なハーモニーを画く。研ぎ澄まされた感性は単純さの反映かもしれない。彼は、謙譲さと尊敬の念を持って自然に接し、清澄で荘重、安らぎのある光に満ちた自然を画く。

 

彼は全てが塾してから絵筆を取る。至る所を散策し、沼地に映る木の反映、誰もいない路地、ヨットハーバーの上に広がるローズ色の空、それらの風景のうつろい易い光をとらえ、デッサン帳に描く。アトリエに戻り、優れたテクニックと絵画的知識経験で構想を練り、瞬間の印象、雰囲気、光を自身の感性に従って纏め上げる。アルザス地方の出身の   画家は、この地方特有の少し憂鬱な空を描く。ある種の純粋な、ノスタルジックで透明な悲しみを感じさせる空だ。画家はアルザス地方に深く愛着を持ちながら、その中に引きこもる事も無く、多くの場所を訪れ、画家の目でそれらの場所を観察してくる。絵の具とキャンバスとの効果を十分引き出しながら、古びた写真のような儚い印象を与え私達の心を捕らえる画面を作り出す。その絵画の前に立つとき、私達は遠い過去の記憶を遡るような印象を受ける。ジェベールにもっと描いてもっと多くの展示会をして欲しいと期待している人にはこう応えよう、感動は待ち構えていて訪れるものではない、それが訪れてくるのを待ち、その期待で益々大きくなる。画家は感動が訪れるの辛抱強く待ち、上手に捕らえる技術を自分の物にしているのだろう。同じ事を、私達にも期待しているのかも知れない。

 

 

 

パトリス・ド・ラ・ペリエール

 

ジェラール・ジェベール

                                                      

ユニヴェール・デ・ザール1999年夏号より

 

 

ジェラール・ジェベールの画業を表現するのに相応しい言葉は、感動と敏感さであろう。繊細な色調で、彼は私達を彼の清澄で瞑想的な、彼が愛してやまない自然の世界へ誘う。彼にとって、描く事は理解しあい、分け合い、与える行為である。

 

 

彼の心に共鳴する風景を求めて、彼は田舎を歩く。微妙な光の中で風景を捉えそれをデッッする。移ろい易いその風景のその時の姿を捉え、彼のアトリエの静寂の中でキャンヴァスに再現する。もちろん彼は生まれ故郷のアルザスが大好きだが、その風景の中にだけ閉じこもっている訳でもない。その他の地域も旅を同じような喜びを持ってその地の風景を描く。

 

 

マチエールと画布の質感で自然な感動を伝える。ジェラール・ジェベールは彼の収集家が望むほど多くの展示会を開催しない。じっくり時間を掛けて自分のリズムで描く。その感性度の高い作品は、気難しい愛好家をも納得させる。

 

 

 

―パトリス・ド・ラペリエールー